第10回:基本テキスト第3巻/第2編:高齢者福祉の基礎知識/第3章:社会資源の活用および関連諸制度

さて今回は社会資源の活用および関連諸制度です。まずこの範囲で学習する介護支援専門員基本テキストの目次は

・社会資源の活用 
・障害者福祉制度 
・生活保護制度

となっています。


【社会資源の活用】

 フォーマルサービス
 公的なサービスのこと。介護保険制度など。
 安定的な供給が可能である。

 インフォーマルサービス(サポート)
 私的なサポート。家族・親戚・隣人やボランティアなど。
 柔軟な対応が可能である。

 共に連携し、利用者を支えていく。


【障害者福祉制度】

 障害者自立支援法
 2006年4月より施行。身体・知的・精神の3障害が対象となった。
 (支援費制度時代は精神は措置制度のまま)
 介護保険同様応益負担(1割。上限あり)や、 
 ケアマネジメントの手法(障害程度区分6段階)
 が採り入れられた。

 サービスは、

 介護給付
 ホームヘルプ・デイサービス・ショートステイなど

 訓練等給付
 自立支援など

 地域生活支援事業
 市町村事業に。ガイドヘルプサービスなど

 自立支援医療
 更生医療など

 補装具

 となる。


【生活保護制度】

8つの扶助があるが、内2つだけ見てみます。

 生活扶助
 食費など。介護保険料の保険料

 介護扶助
 介護保険の1割負担分


 生活保護と介護保険の関係

 生活保護を受けていても、要件を満たせば、
 介護保険の被保険者となる。

 40歳以上65歳未満の生活保護受給者は、
 介護扶助より現物給付される。(みなし2号)

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